コーヒーの焙煎に慣れてきたので、ネット販売をしてみたい。けど最近は自家焙煎コーヒー豆を売っているお店が多いので、自分の商品が売れるビジョンが見えない。どうしたら売れるようになるんだろう?
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こんな悩みを解決します。
自分の商品をネットで売って売っていくのは、正直かなり難しいと思います。
最近は特に自家焙煎のネットショップが乱立していて、もうレッドオーシャンになっています。
しかし、そんな中でも、工夫次第で売れるようになると私は思っています。
私はコーヒーのネットショップを運営しており、月数万円程度の収入となっています。
今回は、自家焙煎コーヒーショップのマーケティング戦略について、私が実践している方法を紹介したいと思います。
コンセプトの作り方
全国に山ほどあるコーヒー屋、ふつうのコンセプトじゃ見向きされません。
よくあるのは、「日常に寄り添う」コーヒー。
これだけじゃコンセプトとしては、なかなか差別化するのは難しいと思います。
お客さんに、そのお店を「選ぶ理由」が無いと厳しいです。
私の場合は、こちらのように考えました。
- 得意なことや好きなことと組み合わせる
- 競合があまりいないジャンルを攻める
1つづつ説明します。
得意・好きなことと組み合わせる
新しいコンセプトは、既存のものを組み合わせることによって作ることができます。
私の場合は、ふだん化学系の会社で働いているので、「コーヒー」と「化学」を組み合わせることができます。
そうすると、化学に詳しいコーヒー屋の出来上がりです。
他にも、音楽や本が好きなら、おすすめの音楽や本をコーヒーと一緒におすすめするサービスとかも良いかもしれませんね。
現に、本とコーヒーを毎月送ってくれるサービスもあります。
他にも、ペットの写真を送ればオリジナルパッケージを作ってくれる店とかもあります。
みんな色々考えていますね。
このようにして、自分が得意なことや好きなこととコーヒーを組み合わせるとコンセプトを作ることができます。
競合があまりいないジャンルを攻める
競合があまりいないところを攻めていくのも大事です。
つまり、「差別化」ですね。
せっかく好きなことと組み合わせてコーヒー屋を作っても、競合が強すぎると売れません。
例えば、あなたが写真好きとしましょう。
しかし、写真が好きでコーヒーを良い感じにオシャレに撮れる人は、ごまんといます。
それだけではなかなか差別化するのは難しいと思います。
私の場合は、こちらの組み合わせです。
- コーヒー
- サステナブル
サステナブルなコーヒーを取り扱っている店はそんなに多くありません。
しかし、サステナブルな活動は、社会的にも必要とされている、重要な取り組みでもあります。
私の場合は、そこに目をつけてお店のコンセプトを作りました。
知名度を上げる戦略
お店を立ち上げたら、次に考えないといけないのは、
「どのように知ってもらうか」ですよね。
ここでは、SNSでの発信活動は基本的にやっているものとして、プラスαの戦略についてお話ししたいと思います。
こちらの戦略については、2点ご紹介しようと思います。
- イベント出店
- 卸売り
では順番に見ていきましょう。
イベント出店
イベント出店はかなり宣伝に効果的です。
今のところ私は月に1回程度イベントでコーヒーを淹れていますが、多い時では1日に20人くらいSNSのフォロワーが増えます。
イベントでは、ネットで購入する機会がふだんあまり無い人に届けられるのが良いですね。
そこで良い感じの写真を撮って、お店をSNSで宣伝することもできるので一石二鳥です。
SNSの投稿を見た人が、イベントには行けないけど飲んでみたいから買ってみようと思ってもらえるようになれば最高です。
卸売り
卸売りは宣伝にも収入的にも、かなり良い販売方法だと思います。
コーヒー豆を販売していくなら、必ず力を入れた方が良いと思います。
カフェやレストランなどに卸すことができれば、毎月一定の販売量を確保できます。
それだけでなく、美味しいコーヒーで評判が良くなれば、宣伝にも繋がりますよね。
ではどうやって卸先を見つければ良いのでしょうか?
- 実績を積む
- 周りの人に相談する
- 交流会などに参加する
これについては、日頃から色んな人と関わりを持って、コーヒー豆の仕入れに興味を持っている人を地道に探すしかありません。
イベント出店やコーヒー豆のオンライン販売などで実績を積むことも、信用を得る上で大事な要素です。
知り合いに自営業をやっている人がいれば、相談するのも良いと思います。
そうやって、いろんな人に「知ってもらう」ことができれば、卸売りの可能性が広がっていきます。
私の場合は、元からの知り合いに紹介してもらったり、事業者交流会に参加したりして関わりを増やしていきました。
さいごに
せっかく始めた自家焙煎、すぐに辞めてしまうのはもったいないです!
マーケティングをしっかり考えて、売れる商品を作っていきましょう。
自分が作った商品が売れて、美味しいと言ってもらえるととても嬉しいものです。
ぜひ、チャレンジしてみてください!