店舗計画

【事業計画】空き家をリノベしてコーヒー屋を開業するまで〜事業計画の書き方編〜

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店舗外観

あなたは、こんなことを考えたことはありませんか?

いつか、お金が貯まったらコーヒー屋をしてみたいなあ。けど実際にやるとなると、どれくらいお金がかかるんだろう。どんな感じで計画を立てたらいいんだろう?

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この記事では、こちらをお伝えしたいと思います。

  • できるだけお金をかけずに、
  • コーヒー屋をオープンする方法

まずは、計画を立てるところを解説します。

目標

「補助金を獲得する」

補助金を獲得することができれば、お店のオープンがぐっと現実的になります。

なので、ぜひ挑戦してみてほしいです。

補助金を申請する理由

補助金を申請する理由は、大きく分けて3つあります。

  • 自己資金が少なくて済む
  • 事業の妥当性を客観的に見れる
  • 事業者どうしの繋がりができる

「いつか」お金が貯まったら始めようと思っているうちは、お金は貯まりません。

補助金を獲得できれば、必要なお金は少なくて済むので、できるだけ早く始めるに越したことはないと思います。

この記事の信頼性

記事を書いている私は、県の補助金に採択され、2023年からコーヒーとお菓子のお店をオープンします。

採択された補助金は、資金の半分を補助してくれる補助金です。

これに採択されたことにより、かなり資金の負担が少なくなりました。

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実体験をもとに事業計画書の書き方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

事業計画書の書き方

それでは、具体的な説明に移っていきます。

事業計画を書くにあたり、考えておく項目は下の通り。

  • 事前準備
  • 物件
  • コンセプト
  • マーケット調査
  • 収益性

順番に説明してきます。

事前準備

まずは事前準備として、何か実績があった方が良いです。

自分が今後やりたいことを他人に説明するとき、もうすでに何かやっていないと、こう思われます。

それって本当にやりたいの?まだ何もやってないの?本当にやる気あるのかなぁ?

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もちろん本当にやりたいし、やる気があるのは分かっていますが、それを証明するための材料が必要です。

それが、「実績」です。

私の場合は、SNSでフォロワーがそこそこいるとか、もうすでに仕入れ先を見つけているとか、イベントなどで出店しているとか、そういうことを実績として説明しました。

物件を決める

お店を始めるには、まず物件がなければいけません。

私の場合、かつて祖父母が暮らしていた空き家を活用してお店を作ることにしました。

祖父は、紀州へら竿を作る職人でした。

なので、この場所は、自宅でもあり、へら竿を作る工房でもありました。

へら竿工房が空き家になったのは10年前。

いつかこの場所で、私もモノづくりをしたいと考えていました。

そして今回、コーヒー屋をこの場所ですることにしました。

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記事執筆時点(2022.12.17)で、お店作りは難航しており、思ったより空き家改装は難しいです。

奮闘の様子も今後投稿していきたいと思います。

コンセプトを決める

お店を始めるにあたり、コンセプトは重要です。

ここで重要なコンセプトは、「社会性」です。

その事業が、地域社会にどのような貢献ができるのかを考える必要があります。

具体例は以下の通り。

  • 地域の特産物を全国に発信する
  • 地域住民の憩いの場にする

私がオープンするコーヒー屋では、「和歌山の果物を全国に発信」というコンセプトで、果物を使ったお菓子とコーヒーを提供します。

このように、地域社会にとってメリットのあるような事業コンセプトを作ります。

マーケット調査

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続いてはマーケット調査です。

せっかくお店を作っても、需要が無ければ売り上げを立てていくことはできません。

マーケット調査で検討する内容は下記の通り。

  • ターゲット
  • 競合
  • 収益性

1つづつ見ていきます。

ターゲット

考えるのは、「どんな人に商品を買ってもらいたいのか」です。

私の場合は下のように考えました。

  • お取り寄せスイーツが好きな女性→お菓子をネット販売
  • コーヒー好きの男性→店頭販売

他にも、店舗の立地を活かして、ツーリング好きな人にも来てもらいたいと思っています。

競合

当たり前ですが、店舗の近くに超流行りのコーヒー店があったら、誰も自分の店に来てくれないですよね。

なので、どんなお店が近くにあるのか調べておくことは重要です。

私の場合、自宅近辺はコーヒー激戦区であり、コーヒー屋を作っても売れるのはなかなか難しいと考えました。

そこで、コーヒー・お菓子屋さんが少なく、強い競合がいない場所でお店をすることにしました。

とはいえ、お店が少ないということは、需要も少ないという課題もあります。なので、需要を高めるよう取り組みをしていかなければなりません。

収益性

さいごに、収益性を考えていきます。

6年分くらいは考えておいた方が良いです。

そんな何年も先のことは分からないと思いますが、説明する相手はもっと分かりません。

できるだけ具体的に、何にどれくらいお金がかかるか書き出しましょう。

表にすると分かりやすいです。

書き出す項目は、以下の通り。

  • 売上高
  • 原価(原料の価格)
  • 販売管理費(消耗品、水道代、電気代など)
  • 営業利益

まずは、ざっくりでも良いので書き出してみて、徐々に具体的な価格にしていきます。

これが書けなければ、行き当たりばったりの事業になりかねませんので、しっかり確認しておきましょう。

さいごに

今回、事業計画書の書き方を解説しました。

事業計画書を書いて補助金を申請すれば、自己資金が少なく済むだけでなく、事業の妥当性を客観的に見ることができます。

ぜひ参考にしてみてください。

何かご質問等があればSNS等でもお気軽にどうぞ。

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